頑張っても評価されない原因とは
頑張って仕事をしてもなかなか評価されず、人事考査の結果が悪い、お給料が上がらないといった経験をしている人もいるでしょう。こうしたことが続くと、職場に対して不満を抱きやすくなります。
その結果、仕事へのモチベーションが下がり、そうなると仕事の質が下がり、さらに評価されにくくなってしまうという、悪循環におちいる恐れがあります。
そうならないために、まずは「視点を変える」ことを意識してみましょう。なぜ評価されないのか、その理由には会社が求めているものと自分が頑張っていることの方向性がズレている可能性があります。
たとえば、会社としては「一定量のタスクを期間内に残業せずにこなして欲しい」と思っていたとします。
これに対して、必要以上に時間をかけて作業を進めたり、ミスが多く修正に時間をとられたりなどで「たくさんの残業時間をとって期間内に終わらせる」あるいは「期間内に終わらない」といったことになれば、当然、評価は下がります。
こうした場合に、「これだけの作業を””頑張って””終わらせた」と、自身がかけた時間や労力を評価して欲しいと思ってはいないでしょうか。会社側の視点で考えれば「求めた結果は得られなかったですが、それでも頑張ったので評価してください」と言われていることになります。これでは、会社と従業員がwin-winの関係とは言えません。
評価というのは、会社がその人に貢献してもらったものに対して出すものであり、それには原則的に結果が重視されるのです。一度、会社側の視点に立って考えて頑張りの方向性を修正すれば、自分と会社の双方が納得できる評価が得られるかもしれません。